2012年8月29日水曜日

【dB International Works2012】PV集

「dB International Works2012」3作品のプロモーション・ビデオを会しました。


●#1 池田扶美代 ソロ・パフォーマンス「in pieces」
横浜KAATで行われる「KAFE9」での上演後に神戸にやってきます!


Ballet Factoryに池田扶美代ロング・インタビューが掲載されています。
池田扶美代 インタビュー


●#2 北村明子
インドネシア×日本国際共同制作公演「To Belong -dialogue-」
このPVは、インドネシア・ジャカルタでの上演の模様↓

 
●#2 アルカディ・ザイデス「Quiet」
神戸での上演後、「ダンス・トリエンナーレ・トーキョ2012」で上演されます!


※3公演通し券は、6500円!あと数枚で締め切りですので、お急ぎください!!
ご予約:078-646-7044(DANCE BOX / インターネットでの予約フォーマット

皆様のご来場をお待ちしております。

NPO法人DANCE BOX




【国内ダンス留学】黒沢美香特別WSの模様

国内ダンス留学@神戸では、8月26日~28日にわたって、黒沢美香 特別WSを実施しました。

黒沢美香さんのWSは、DANCE BOXが大阪時代にいる頃より、熱烈なリピーターの支持のもと、毎年、連続して実施してきました。その時のWSのネーミングは「教えるなんて横柄な、習うなんて甘えないでね。」。そして、2007年4月黒沢美香&大阪ダンサーズによる「jazzzzzzz-dance」へと結実しました。

そして、神戸に拠点を移し、念願の黒沢美香WSを、昨年に再スタート。
今年は、国内ダンス留学のプログラムの一環として行いました。
聴講生枠には、これまで黒沢美香さんのWSを受けてこられた先輩方が参加。

はじめはゆっくりストレッチをし、身体をしっかり伸ばします。
そして、歩くことからはじめ、じょじょに振付を身体に落としていきます。
面白いのは、黒沢美香さんが振付のパーツパーツに、言葉をつけていくところ。
「かぼちゃ」や「すぱっと日本刀で切る」「土をならす」など。
そして、その振付を用いて、発展させていきます。



あっという間の3日間。名残惜しくも終了いたしました。




そして、本日よりジョディ・メルニック(NY)によるレパートリークラスが始まりました。
あと4日間。ジョディの複雑な構造と、細部にわたるまで厳密に構成された振付に取り組みます。

横堀



2012年8月24日金曜日

【国内ダンス留学@神戸】 制作講座の模様

「国内ダンス留学@神戸」3週間が経過しました。
 
昨日は、3度目となる制作講座を行いました。講師は、プリコグの中村茜さん。
アーティストと制作がどのように協働しながら、活動をつくってきたのか、
<社会><仕事><経営>の側面からのお話。
そして、欧米を中心とした舞台芸術の創造環境の制度など。
 
その後、宿題となっていたポートフォリオ(活動を紹介するもの)を持ちながら、
自らをプレゼンすることに挑戦しました。
まずは、1対1で。
次は、グループで↓
 
 
最後に全員集合して、一人ずつプレゼンしていきます。
そのプレゼンに対して、中村さんとDANCE BOXスタッフ(大谷、文、横堀)が
フィードバックを行いました。 
 
 
非常に緊張しながらのプレゼンは、それぞれの人となりがよく現れていたことと、
お互いのダンスを始めたきっかけやキャリアについて語りあうことはこれまでに少なく、
留学生同士でも新鮮な時間だったようです。
 
横堀
 
 

2012年8月23日木曜日

【長田ルンバ】 最新号、第4号が発行されました!&設置場所

DANCE BOXが発行するフリーペーパー「長田ルンバ」。
ゆっくりとした足取り(ちどり足、とも言われる)で進めておりますが、
最新刊の第4号をついに発行いたしました!!
 
第4号の内容は、
●特集: 「長田のロサンゼルス」
>六間道商店街にある「喫茶ロス」とその店主<菅野敬子さん>に直撃インタビューしました。
 菅野さんのネバーエンディング・ストーリーを厳選して掲載。
 
 
●新連載: 武藤大祐さんから瀬古さんへ 
>新長田でヨサコイを踊る瀬古さんへ綴るコンテンポラリーダンスのこと。
 
●大谷燠のイクイク酔行記: FM わいわいの金千秋さんへインタビュー(前半)
>長田発の多文化・多言語コミュニティ・ラジオ放送局FMわいわいのディレクター、金千秋さんに
 長田のこと、阪神淡路大震災のときのことをお伺いしました。
 
●寿荘はパラダイス アヴァ・マウリーン・ヴィラヌエバ・オンさん
>寿荘の滞在者は、新長田をどう見て感じたのか。使い捨てカメラを渡して、気になる長田を撮ってもらいました。
 
●On/Off: 金良恵さん
>舞台人のONとOFFはどう違うのか!?表の姿と裏の姿に迫ります。
 
●<おじぞうさん>な新長田MAP
新長田でおじぞうさん廻りはいかがでしょう!?
 

 
 
なんと第4号から、表紙がピンクになりました!!
ミシン縫いの糸は水色で、かわいらしい感じに仕上がっています。
この「長田ルンバ」をゲットできる場所を、このページの最後に記載しています。
ぜひ、お手にとって見てください。


 
↑ 第1号から並べてみました。
これからも「長田ルンバ」をどうぞよろしくお願いします。
 
編集員を随時募集しています!
また、「長田ルンバ」置きたい!という情報もお待ちしております。
 
ご興味のある方、ぜひ、DANCE BOXまでお問合せください! 078-646-7044
 
 
設置場所>>
(兵庫)ArtTheater dB神戸、studio dB 神戸、神戸アートビレッジセンター、CAP HOUSE、ギャラリー島田、グッゲンハイム邸、Space EAUUU、プラネットEarth、シネ・リーブル神戸、アイホール、シネ・ピピア、山路製麺、いたやどばあちゃん、トンカ書店
(大阪)第七藝術劇場、BEARS、ジャングル・インディペンデント・シアター、ロクソドンタブラック、芸術創造館、HEP HALL、LADSギャラリー、ココルーム、文化農場、一心時シアター倶楽、アートエリアB1、
(京都)京都芸術センター、アトリエ劇研、アバンギルド、東山青少年活動センター、アートコンプレックス1928、Socila Kitchen、カゲ書房、恵文社一乗寺店、  他。順不同。
 
横堀
 

2012年8月22日水曜日

【国内ダンス留学@神戸】ダンス解体新書/日本の近代舞踊史 を開講しました!

8月21日(火)、國吉 和子による「ダンス解体新書/日本の近代舞踊史」を開講しました。

授業はみっちり5時間。
(1)日本近代舞踊の黎明期、(2)日本の前衛、(3)暗黒舞踏の登場の3本立てで、
貴重な映像や写真資料を交えながら行われました。

石井漠、伊藤道郎、村山知義、江口隆哉、土方巽らの軌跡を通して、
戦前~戦後にかけて、現代舞踊が成立する過程でどのような影響を残したかを
紐解いていく時間でした。

(石井漠のお弟子さんである石井かほるさんのWSもカリキュラムにあります。
10月19日、20日。貴重な機会です。聴講生枠はまだ受付中です。)


ダンス留学@神戸のカリキュラムの世界各地の舞踊史を入れることは、
昨年の夏、当プログラムの草案を具体的に立ち上げ始めたときに、
もっとも早い段階であがってきたことです。

どのような軌跡をへて、現在へと連なっているのか。
読書で学べることもあるだろうし、you-tubeで見ることも容易くなってきています。
ただ、私達がいま最も話を聞いてみたいそれぞれの専門家のフィルターを通して、
歴史と出会いたいと思い、カリキュラムに加えました。

今後のダンス解体新書の予定は、

9月4日 手塚夏子 日本の民俗芸能を通して
9月6日 武藤大祐 アジアのダンスの歴史
9月11日 中島那奈子 アメリカのダンスの歴史
9月18日 古後奈緒子 ヨーロッパのダンスの歴史
         ※いずれの授業も13時~18時の5時間です。

随時、聴講生を受付中です!
お気軽にDANCE BOXまでお問合せください。

横堀

2012年8月21日火曜日

【挟み込み】中村恩恵×岡登志子Dance Exchange Project 

8月25日公演 中村恩恵×岡登志子Dance Exchange Project 

8月24日 午後3時 より 200部で行います。

※バーターの劇場様は、24日午前必着にてDANCE BOXまでお送りください。
※挟み込み参加を希望される方はDANCE BOXまでお電話ください。078-646-7044

DANCE BOX

2012年8月20日月曜日

【ティクバ+循環プロジェクト】ベルリン公演の模様→Kyoto Experiment

DANCE BOXでは、複数の事業がつねに同時進行しています。
現在は、主催事業としては、「国内ダンス留学@神戸」本格始動、9月には「dB International Works2012」が控えています。
そして、共催事業「中村恩恵×岡登志子 Dance Exchange Project」(8月25日)をまもなく開催!という激しい夏を送っています。

実は先月の7月もなかなか激しい初夏でした。
アヴァ・マウリーン・ヴィラヌエバの滞在制作、そして、
DANCE BOXのプロダクションである「ティクバ+循環プロジェクト」のベルリン公演を行いました。

当プロダクションは、来月9月22日(土)、23日(日)に<Kyoto Experiment>のオープニング・プログラムとして上演いたします。
プログラムの詳細→ http://kyoto-ex.jp/program/jareo_thikwa/

ここで、ベルリン公演の模様をすこしアップいたします。

2011年3月の神戸公演にきてくださった方には馴染みのシーンがあるかもしれません。
が、新たな出演者も加わり、作品のコンセプトに複合的な視点が加わり、奥行きがでてきました。

新たな出演者は星野文紀。<hyslom>というユニットのメンバーです。
彼が舞台上でなにを担っているのか、ご期待下さい。


(下写真)右手がカロル。ユーモアたっぷりで、彼が踊り、歌うと釘付けになってしまいます。
つねに<いま>をどう舞台上で存在するのか、誰よりも確信犯的であるかもしれません。


(下写真)左手はゲルハルト、右手は福角宣弘。
二人のデュエットは、神戸をへて、ベルリンではさらに挑戦的で濃厚な関係性が立ち上がってきました。

(下写真)福角宣弘と西岡樹里。
二人のコンタクトの精度の高さに磨きがかかっています。

まだまだ多くのシーンが控えていますが、京都公演までのお楽しみ!にとっておきたいと思います。

ベルリン公演は、約10日間のクリエーションの後に開催しました。
彼らの活動拠点であるティクバの劇場に日々通う中で、
彼らがどのような日々を送り、どのような仲間がいるのか、見て、感じることが多かった。
さらに深くお互いの懐に入りながら、対話する時間が繰り広げられました。

さて、京都公演に向けて、彼らはまず神戸にきて、再クリエーションを行います。
そして、京都へと大移動。
2009年からのお互いの生活環境を往還しながらの当プロジェクト、
いよいよ最終章へと近づいてきました。
さて、京都ではどのような対話が生まれるのか、どうぞお立会い下さい!

横堀

2012年8月17日金曜日

ArtTheater dB神戸 ロビーを模様替え中です!

ArtTheater dB神戸 ロビーを模様替え中です。
2009年に引越ししてからのDANCE BOX主催公演を写真パネルにして、
ロビー壁面いっぱいに貼っています。


入り口には、新長田の街なかや、神戸市内の街中で行ったパフォーマンスを並べています。
こちらもどんどん増えていきます。


次、ArtTheater dB神戸にいらした時にご覧下さい!!

横堀

2012年8月16日木曜日

【手塚夏子実験市場】当日の模様

先週の 8月11日・12日に手塚夏子 実験市場@丸五市場を終了いたしました。
市場内の一角を借りてのワークインプログレス。
出演者の方々は寿荘に泊り込みながらの制作でした。

テーマは「dividable」な身体と「in-dividable(造語)」な身体について。
分けることのできる身体、分けることのできない身体。
たとえば、「dividable」な身体は、
舞台上で見せる身体、個人から発せられる表現を発信するための身体。
他者と自分をはっきりと区別できる身体
対して、「in-dividable」な身体は、
他者と自分とをはっきり分けることができず、
また“誰かが”つくったものを発信するものではないもの。
手塚さんがここ数年リサーチされているようなお祭りで踊られる踊りは
ここに入ってきます。
(なかなか説明が難しい・・手塚さん、間違ってたらごめんなさい)

この二つの状態の身体の違いを見せることから始まりました。

そして、5名の出演者がある一つの同じ体験を事前に行い、
その経験をもとに、それぞれの願いを込めながら、御伽噺をつくります。

下の写真は、それぞれがつくった御伽噺を読んでいるところです。


そして、そのお話から、振りをつくり、最後は全員で試してみるというもの。↓


手を開く、腕をひらくような振付が多かった。

2日目の実験市場は、1日目に行ったことを踏まえて行われました。



丸五市場では、ラジオ番組が終始流れている中、なにか秘密結社めいた集まりのように見えたりし、なかなかシュールな時空間でもありました。

本公演は2月、ArtTheater dB神戸にて行う予定です。
さて、ここで行われたことが、どのように変化を遂げていくのでしょうか!?
愉しみです。

横堀


【国内ダンス留学@神戸】 バレエバーを組み立てて、いよいよ!

 【国内ダンス留学@神戸】は、本日までお盆休みです。

明日から、振付理論+実践の岩淵多喜子さんのクラスが再開です。
宿題も出ており、みな、この4日間はどのように過ごしたのでしょうか。

さて、 【国内ダンス留学@神戸】は、第1回目なので、すべてのことが新しいのですが、
何よりも、バレエ・バーも新たに入れることになりました。
みなで組み立てていきます。



そして、バレエのクラスも始まりました。
講師は、DANCE BOXのプログラムに、sonnoや、Ca Balletの出演者として
よく登場していた<三林かおる>さん。
「バレエのためのバレエではなく、ダンスのためのバレエをします。」の一声から始まりました。



こうしてみると、劇場がいつもの劇場とは違う雰囲気になります。


バレエだけではなく、コンテンポラリーのクラスでもバーは使います。

レギュラークラスも参加可能です。
1ヶ月10,000円で、レギュラークラス(ヨガ、バレエ、コンテンポラリー、GAGA、Hip Hop(
11月より))を受け放題というオトクな設定もありますので、
ぜひご利用下さい!!

DANCE BOX


2012年8月12日日曜日


国内ダンス留学@神戸

レギュラークラスの時間・場所変更


9月~11月のレギュラークラス(コンテンポラリー・GAGA・バレエ)に時間や場所の変更があります。以下が変更後の情報です。ご注意ください。





920() コンテンポラリー 場所変更

時間 1000-1200

会場 旧二葉小学校(音楽室2)





920() GAGA 場所・時間変更

時間 18002000

会場 旧二葉小学校(音楽室2)





111() GAGA 時間変更

時間 1700-1830





118() GAGA 時間変更

時間 1700-1830





1121() バレエ 場所変更

会場 旧二葉小学校(多目的室3-1)



※旧二葉小学校(神戸市立地域人材支援センター)MAP



2012年8月7日火曜日

手塚夏子 実験劇場 開催いたします!@丸五市場

「KOBE-Asia Contemporary Dance Festival #2」 にて、
<アジア・インタラクティブ・リサーチ>を主宰し、《見立て》を通して、
新たな表現方法の可能性を追求した手塚夏子が、
新作公演開催に向けてのワーク・イン・プログレスを行います。











KOBE-Asia Contemporary Dance Festival #2 特設展示会場での模様


実験市場~題名の決まっていない新作のワークインプログレス~
日時:
8月11日(土)18:00~20:00
   12日(日)15:00~17:00

原案:手塚夏子
出演:若林里枝 捩子ぴじん 萩原雄太 大澤寅雄 手塚夏子

場所:丸五市場、コミュニティースペース
JR神戸線・神戸市営地下鉄 「新長田」駅より徒歩6分

写真つきの詳しい行き方↓
http://db-dancebox.blogspot.jp/2010/07/blog-post.html

まだ題名の決まっていない新作を制作中です。
今までの閉塞感を突き破って、可能性が開かれるような方向に向かいたいと思っています。現実がベロンとグロテスクな姿を見せている今だから、向き合える分だけ先に進めるように思えます。ぜひ立ち会っていただきたいです。
                            手塚夏子



皆様のご来場をお待ちしております。

NPO法人DANCE BOX

2012年8月4日土曜日

【国内ダンス留学@神戸】始まりました!

<国内ダンス留学@神戸>始まりました!!



8月1日、入学式を行いました。
まずは、校長の大谷よりご挨拶。
そして、参加者一人ひとりから、この8ヶ月にむけた決意表明。
振付家コース8名、ダンサーコース8名の計16名。
さて、どのような日々が待ち受けているのか!?

いまは、既に北村明子さんによる振付理論+実践が始まっています。
北村明子さんのクラスがこの学校の導入となって本当によかった!と思える充実した内容です。

合計4日間、午前と午後で3時間ずつ。

前半戦は身体を知覚する時間。身体を捉えていく時間。
後半は、アウトプットに取り組む時間。

まずは初日、WSの導入の際に印象的だった北村さんの言葉は、
「振付はダンスを生み出す装置の一つ、その技法であるということ。」
「手段が目的となってしまわないこと。それが何のためであるのか。」
「テクニックは自分でつくるもの」
「振付をするためにスタンダードをまず決める。そこから崩したり、変えたりしていくことができる」

インドネシアの武術シラットを用いながら、振付に迫ります。

北村さんの言葉は、常に明快で明確。
ご自身で様々なダンスの技法に取り組みながら、獲得してきたからこそ届く言葉なのだと思います。
今日を含めてあと2日。

週明けには、【レギュラーダンスクラス】が始まり、
【制作講座】は、ゲスト講師F/Tの相馬千秋さんをお招きしての授業。
週末には岩淵多喜子さんによる【振付理論+実践】です。

横堀





【Avaの成果上演』当日の模様をアップいたします!

去る7月16日に、DANCE BOXに2ヶ月滞在していたアヴァによる、【新長田滞在制作・成果上演】が終了いたしました。当日の模様の写真と動画がアップいたしました!

第1部は、アヴァとミアによるフィリピンでお年寄りや年配の方への敬意を表する振る舞いを、駅前広場にいる人々に。
これからのパフォーマンスへの誘いです。


場所を移しての第2部は、アヴァがこの度始めて取り組んだ試み。ノン・ダンサーとダンス作品をつくること。
日常的にダンスに取り組んでいない人の身体がもつ美しさを引き出したい、との思いから始まりました。
お相手は中村麻子さん。合計8回の稽古で、15分のダンス・ピースをつくりました。
タガログ語(フィリピンでの公用語)がパフォーマンス中に響きます。






さらに場所を移しての第3部。アヴァとフィリピンでの同じカンパニーメンバーであるロサムとのデュエット。緊密なコンタクトが繰り広げられます。砂埃が風に舞い、さらに作品を盛り上げていきます。





最後は、お客さんもアクティング・エリアへ。
皆で紙飛行機を飛ばします。

写真:塚原悠也 映像:gettu555
約1時間の行程でした。
即興性を重視するのではなく、綿密につくられたダンス作品が野外でどのように展開できるのかも一つのテーマでした。

見ごたえのあるダンス作品が続き、最後のスペースは、石の階段が客席のようになり、広場は砂をまいた舞台、のような野外劇場のような非日常空間となり、最後に紙飛行機を飛ばしたときに日常が舞い戻ってきた、、そのような時間でした。

フィリピンの文化を、新長田の路上に挿入する試み。
さまざまな文化がミックスし混在するこの街に、彼女の挑戦はまた新たな軌跡を残しました。

アヴァは現在フィリピンに戻り、ダンスを教え、振付家として日々走り回る日常が戻ってきたようです。
レジデンス・プログラムは、今年度もまだまだ続きます。お楽しみに!

横堀ふみ